- ITP2.0でアフィリエイトはオワコンって噂、ホント?
- A8とかafbみたいなASPの広告って大丈夫なの?
こんにちは。creavaのみっちゃん【Webコンサルタント】(@miya_creava99)です。
2018年9月18日にiOS12が正式にリリースされ、一般のユーザもiOS12にアップデートができるようになりましたね。
9月21日に発売開始されたiPhoneの最新モデル、iPhone XSとiPhone XS MAX、そして来月発売予定のiPhone XRはデフォルトでiOS12がインストールされています。
iOS12のアップデートにはITP2.0に対応したSafariのアップデートも含まれています。
ITP2.0って何?ヤバいの?って方はこちらの記事がオススメです。
【ウェブマーケターなら必読】Appleが発表したITP2.0が今後のインターネット広告に及ぼす影響について
3rd Party Cookieに規制されるためリターゲティング広告の運用は難しくなりそうです。
一方、オウンドメディアやブログの収益源であるアフィリエイト広告について、ITP2.0の影響がきになりますよね。
この記事ではアフィリエイターなら当然登録している定番アフィリエイトASPのITP2.0対応状況についてまとめました。
- アフィリエイトの収益がITP2.0で0円になるんじゃないかと怯えている
- ASP各社のITP2.0対応状況を知りたい
Contents
ITP2.0でアフィリエイトは終わるのか?
ITP2.0がアフィリエイトに影響をあたえるのではないかとTwitterなどで騒がれている理由は、アフィリエイトの仕組みでリターゲティング広告と同じ3rd Party Cookieの技術を利用しているからです。
ITP2.0でこの3rd Party Cookeが規制されると成果の計測ができません。結果、アフィリエイト広告での収入が得られなくなります。
アフィリエイトをビジネスの柱にしているアフィリエイターからすれば死活問題ですね。
ASPと広告主が対応すれば大丈夫
ITPとはIntelligent Tracking Preventionの略称です。
つまるところ自動トラッキング防止ってとこでしょうか。
ユーザの行動履歴をCookieをつかってトラッキングをして広告表示の最適化をしているリターゲティング広告を排除するための仕組みです。
アフィリエイトはサイト運営者が適切だと考える場所に掲載する広告です。別にトラッキングしているわけではありませんよね。
ASPの仕組みによって、たまたまリターゲティング広告と同じ3rd Party Cookieで成果計測していることがあります。
つまり、ASPと広告主が3rd Party Cookieに頼らず、別の仕組みで成果の計測ができればITP2.0の影響をうけることはありません。
定番ASPのITP2.0対応状況
それでは、アフィリエイター定番のアフィリエイトASPがITP2.0に対応しているか調べた結果です。
- A8.net:ITP2.0対応済
- afb:ITP2.0対応済
- バリューコマース:ITP2.0対応済
- もしもアフィリエイト:ITP2.0順次対応中(Amazonは対応済)
- アクセストレード:ITP2.0対応済
A8.netのITP2.0対応状況
A8.netは2018年9月18日、iOS12のリリースとほぼ同じくITP2.0の対応状況をお知らせで公開しました。
事前に提供されていた開発者向けのβ版から検証を進めておりましたが、以前よりA8.netが広告主様へご提供しております、ITP対応済みの成果計測ツール・手法にて、本バージョンについても現時点で問題なく計測できております事をご報告致します。
ITP2.0に対応している広告かどうかは、各広告の一覧、詳細画面で以下のようなアイコンが表示されます。
広告を掲載する前にしっかりとチェックしておきましょう。
afbのITP2.0対応状況
afbは2018年9月18日、iOS12のリリースとほぼ同じくITP2.0の対応状況をお知らせで公開しました。
この度、ITP2.0への実装につきまして、24時間後でのCookie削除など従来のITPに加えて変更がありましたが、弊社が採用しているトラッキング方法であれば問題ございません。
ITP2.0に対応している広告かどうかは、各広告の詳細画面で以下のようなアイコンが表示されます。
バリューコマースのITP2.0対応状況
バリューコマースは2018年9月10日、iOS12のリリースよりはやくITP2.0の対応状況をお知らせで公開しました。
Apple社が提供している検証環境では、既に広告主様にご案内している対策により成果の計測が問題なくできることを確認しております
ITP2.0対応済の広告か確認ためには、プログラム検索で「ITP対応済」の絞り込み検索をする必要があります。
もしもアフィリエイトのITP2.0対応状況
もしもアフィリエイトは2018年9月27日にITP2.0の対応についてお知らせを掲載しました。
ITP(2.0含む)対応は広告主ごとに順次実施中です。楽天、AmazonはITP対応完了済みです(連携の仕組み上、過去から問題ございません)。ITP対応完了広告主のご案内表示機能は準備中です。
引用:もしもアフィリエイト
アクセストレードのITP2.0対応状況
アクセストレードのITP2.0対応状況はログイン後の会員ページに対応状況のお知らせが掲載されています。
以前よりITPに対応している広告にはITP対応アイコンが表示されています。A8.netと同じですね。
ITP2.0でも成果がきちんと計測できることを確認済みとのことです。
Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトの影響は?
ガジェットのレビューや比較をするブログなんかはASPのアフィエイト広告ではなくAmazonや楽天の商品を紹介している場合がありますよね。
Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトの対応状況もまとめてみました。
AmazonアソシエイトのITP2.0対応状況
Amazonアソシエイトは2018年9月21日にお知らせを掲載しています。ITP2.0の影響はありませんね。
参考 AmazonアソシエイトAmazonアソシエイト【2018/09/21:ITP2.0について】SafariブラウザにおいてITP2.0が適用されるようになりますが、アソシエイト・プログラムの成果発生には影響はございません。
楽天アフィリエイトのITP2.0対応状況
楽天アフィリエイトは公式にITP2.0に対する見解は発表していないようです。
アフィリエイターが運営に問い合わせをしたところ、現状ITP2.0の影響はないようです。
影響があれば、公式で発表するとのことなのでしばらくはお知らせに注目しておきましょう。
参考 楽天アフィリエイト楽天アソシエイト記事のまとめ:定番アフィリエイトASPはITP2.0対応済
今回はアフィリエイターなら当然登録している定番アフィリエイトASPのITP2.0対応状況についてまとめました。
結果、定番ASPはすべてITP2.0に対応済です。一部の広告は仕組みの変更が間に合っていないようですが、広告主側も対策しないことには広告で効果が得られないのでそこまで時間はかからないでしょう。
ITP2.0はヤバイと騒がれていますが、きちんと内容を理解して何に影響があるかをきちんと把握することが大切です。
この記事で紹介したASP以外を利用している場合もお知らせ欄やメール等でITP2.0の対応状況を報告しているはずですので落ち着いて確認してみてください。